JASRACあれこれ

どうも、コトの本質を見誤ったままの肯定やら擁護やらがあるようだ。


曲を商売に使ってるかどうかもはっきり把握してないのに、店だから、曲を流してるからってだけで使っていないモノにまで法外な請求をふっかけ、しかも「訴訟を起こしてもいいですよ、どうせ負けるんだから」と脅迫する、そのやり方がけしからんということなんだが。
商売するならきちんと明細を示して適正な価格を請求することだ。
一昨日書いた記事は、その店に行って実体を確認してみたわけではないから、極端なことを言えばもしかしたらウソを都合のいいようにしか書いてあるないのかもしれないけれど、どうしてもこれがウソだなんて事実に反すると思えないのは、こんな事例は今までにいくらでも目にしてきたし、今だって探せばいくらでも出てくるってところに理由があるのだ。


生業として曲を使うというのと普通に聴くというのとでは立場も何も違うかもしれないが、しかし、はっきり言って、商売が適正に行われているのであれば、これほどいろんなところで法外な料金だと言う声も上がらないだろうし、普通に聴く人たちも曲にカネを払いたくないなんて言わないサ。
そりゃ、普通に聴いてる分にはCD1枚3000円ってのは高いと思うけれど、好きでどうしても手元に置いておきたい、それもレンタルや中古じゃなくて、きちんと新品を買って大事にしたいと思うのであれば、誰だってなけなしのカネをはたいて手に入れるだろうさ。
だけどね、多くの人が文句を言ってるのは、NHKの「テレビ持ってますね、NHKが映りますね、んじゃ、見ようが見まいが関係なく一律これだけカネ払ってください、払う義務があるんですよ、訴訟起こしてもかまいませんよ、どうせ負けるんだから」と同じことをやってるってことだろう。
そこに問題があるってことがわからないのは、やはり読解力・理解力に欠けてるんだとしか思えない。


それと、CCCDは不良品だからけしからんと言うことなんだが*1*2
音は悪くなるは機械によっては聴けないは、聴けなくっても返品も受け付けないは、こんな阿漕な商売がどこにあるってのか。
百歩譲ってPCで聴けなくってもしょうがないとしたとしよう、しかし、オーディオ機器で再生できない場合がある、あっても責任をとらないってのはどうしたって納得できるわけがないだろう。
しかも自分の機械で再生できるかどうか買う前に確認することができないんだから、先に書いたように、どうしても好きで買った人はどうしても聴きたいが為に機械を買い直すかもしれない。*3
そんな、不便どころではない大変な状況を甘受することまでを強要しておいて、「絶対必要だ、コピーするようなヤツがいるからイカンのだ、連帯責任だ」っていう論法は、どう考えたって普通通らないだろう。


要は、誰のために何をする必要があるのか、ってことに尽きるな、うん。

*1:オーディオCDですらないんだから、そもそも「不良品」という前に「偽物」

*2:id:Strawballeyさんの日記(10月21日分)「JASRACはCCCDがなぜ問題になっているのか理解してないのですね?」に、なぜダメか、「正しい」客の立場としてきちんと書かれている。

*3:機械を壊す例まであるらしいということを今回知った。