1005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

どこが違う 自民党憲法草案「▼3 <9条>自衛軍見えぬ活動範囲」(東京新聞)

自民党の新憲法草案で、現行憲法から大幅に変わったのが九条。平和主義を定めた九条一項は踏襲する一方、「自衛軍」の保持を盛り込んだことが主なポイントだ。 試案段階では、一項も全面的に改める予定だった。二次試案の一項は「恒久の国際平和を実現すると…

どこが違う 自民党憲法草案「▼2 <前文>消えた『平和の顔』」(東京新聞)

新憲法草案の前文を見て、一番驚いたのは、中曽根康弘元首相だろう。 自ら新憲法起草委員会の前文小委員長を務め、素案の筆を執った。しかし、目にしたのは、前文小委が一年近くかかってまとめた案とは、似て非なるものだった。 「アジアの東、太平洋と日本…

憲法ってなに? - 自民党素案を読む 「前文・国民の責務」(朝日新聞2005年10月30日(日)朝刊)

権力者の真意探れ - 石坂啓さん 草案の「前文」を読んで、端的に言えば「私はだまされないぞ」と感じました。この人たちに「憲法改正」をゆだねるわけにはいかない。 漫画のストーリーをつくるとき、いろんな登場人物を考えます。全部が「いい人」だと話が前…

どこが違う 自民党憲法草案「▼1 日程優先議論は生煮え」(東京新聞)

不思議な空気が漂う中での自民党新憲法草案の決定だ。 衆院で三百議席近くを持つ自民党。この政党が、本気で改憲に踏み出す姿勢を見せたことは、政界、国民に強いインパクトを与え、憲法論議は、間違いなく新しい段階に移った。 その一方で、条文を読むと「…