一枚上手

ボクシング:亀田、ランダエタとも計量をパス 王座決定戦(MSN-Mainichi INTERACTIVE / 2006年8月2日)

世界ボクシング協会WBAライトフライ級王座決定戦(2日、横浜アリーナ)の計量が1日、東京都内の後楽園ホールで行われ、同級2位の亀田興毅(19)=協栄=がリミットちょうどの48.9キロ、同級1位のフアン・ランダエタ(27)=ベネズエラ=は48.8キロでともに1回でパスした。
先月27日の予備検診では脈拍がランダエタ66、亀田49だったが、この日はランダエタ54、亀田60と逆転。体温もランダエタは5日前と同じ36.0度だったが、亀田は34.9度の低体温だったのが36.7度に上昇した。それほど問題視する数値ではないが、普段より1階級落とした亀田に減量の影響が少し出たようだ。【来住哲司】
○…前日の会見の際、亀田からキューピー人形を贈られる挑発を受けたランダエタが逆襲のパフォーマンス。体重計から降りた直後の亀田に、幼児用の紙おむつとおしゃぶりを渡そうとした。この「赤ちゃん扱い」に亀田は激高し、紙おむつを払い落として「カモン、ベイビー!」と挑発し返したが、ランダエタは「トゥモロー(明日)」と相手にせず。ベネズエラからプレゼントを持ってきたというランダエタは「明日はカメダはおむつをすることになるだろう。相手が挑発行為をすると予想していたので準備してきた」と“前哨戦完勝”に満足そうだった。