志賀原発

北陸電常務も隠ぺい関与か 志賀原発の臨界事故(東京新聞 2007年3月23日(金))

北陸電力志賀原発1号機(石川県志賀町)の臨界事故隠しで、同原発を担当する北陸電の常務が1999年の事故当時、原発所長代理を務めていたことが23日、分かった。事故直後、原発幹部を招集し緊急対策会議を開き、事故の隠ぺいを決めており、この常務も決定に関与したとみられる。
常務は2003年に取締役に就任。現在、原子力推進本部副本部長として志賀原発を担当している。
北陸電によると、臨界事故隠しは、昨年12月から行った聞き取りやアンケートで判明。北陸電は「本店の関与はない」としていた。
北陸電は03年、東京電力のデータ改ざん問題を受け、国の指示で社員への聞き取り調査を実施。この常務も調査対象だったが「結果として(臨界事故の)話は出てこなかった」(同社)という。国に対し「不正はない」と報告した。(共同)



志賀原発は震度4.8 設計の基準以下の揺れ(asahi.com 2007年3月25日(日))

能登半島沖地震震源に近い、石川県志賀町北陸電力志賀原発では、1号機の原子炉建屋地下2階の震度計で震度4.8を記録した。地震による外部への放射能漏れの被害はなかった。
地震の振動の強さは229ガル(ガルは加速度の単位)で、想定する設計限界の490ガルを下回った。原子炉を緊急自動停止しなければならない190ガルは上回ったものの、1号機、2号機とも定期検査中などで運転していなかった。