トリプタン(セロトニン拮抗薬)

欧米ではかなり前から小児の「痛みを伴わない片頭痛」の症状として周期性嘔吐症を認知しており、片頭痛治療薬であるトリプタン系薬剤の処方が行われてきたらしい。*1


テグレトールを処方してもらう際に片頭痛関連の話もあったのだが、症状を改善するのが最優先とのことでテグレトールをまず使うことになった。
片頭痛との関連についての言及があった点では新しい情報についての認識があるということで評価は高くなるのだが、結局トリプタンを使用していないということはどういう風に受け止めておいたらいいか。
トリプタンは頭痛症状がないと保険適用にならないらしいので、避けたのか。


トリプタンの副作用については「少ない」と書かれていることがほとんどで、今のところよくわからない。
このまま毎朝嘔吐が続くようであれば、症状が改善されているとは言い難いのではないか。
少なくとも従来は2ヶ月に1度を覚悟すればよかったわけで、今のようにいつかは慣れることを期待して具合の悪いときには結局学校もに行けないのでは、よくなったと言えないのではないか・・・


明日は気持ちよく起きられるといいね。

*1:日本では臨床データが少なく安全性が確認できていないなどの理由から、小児への投与は慎重、または避けられてきたものと見られる。