指輪以外にも

今回は人工石(アメジスト)を埋め込んで焼成、ペンダントトップとイヤリングを作ってみた。


厚みのあるモチーフにしたので整形はやりやすかったが、指輪よりも小さいので、乾燥後の作業も焼成後の仕上げも押さえるのが難しい。
プロなら精密バイスなりを用意できるだろうが、小さなゴム台の上でチマチマやるのも楽しみの一つではある。
ただ、見える部分は丁寧にしたつもりでいたのだが、実際にイヤリングにしてみると裏側もしっかり仕上げていないとアラが見えてしまうことに気づかされた。
やっぱり手抜きをせずしっかり全部を仕上げておかないと、いくら趣味のものとはいえハズカシイことになる。


そして、今回最大の失敗は何と言っても、焼成時に温度が高すぎて差し込んであった9ピン*1が熔けてしまったことだ。
ピンの周囲も真っ赤に灼熱していたので、ピンが細くて熱の回りが早く高温になってしまったのだろう。
コンロでの焼成の場合温度管理ができないので、特に小物の場合には注意が必要だとわかった。
電気炉があればこんな事故はないのだろうが、まだ始めたばかりの趣味に5万以上もするものを購入するわけにはいかないので、今後も失敗を繰り返しながら覚えていくしかない。


取り敢えず熔けたところは削り取って仕上げておき、ホームセンターで0.7mmのドリルとドリル用ピンバイス*2を買ってきて、穴明けして9ピンを差し込んで取り付けた。
小さいものに細穴を開けるのは、ポンチで芯出ししておくこともできないし、ヘタをするとドリルが折れたりしてかなり難しいので、作業にあたっては細心の注意が必要。
うちにはバイス(万力)があるのでモチーフを固定できるが、固定できない場合にはまずムリな作業だ。
また、焼成後の銀は堅いので、ドリルを使わず手動での穴明けはできないと思っていい。


何か作るたびに出費*3が増えるような気がする・・・妻よ、スマン。*4

*1:こんな形をしたヤツ → ○--------- 「9」に似てるから

*2:買ってきたピンバイスコレットチャックは逆ネジになってないので、穴明け中に力がかかると緩んでしまうのが難点。高かったのに。

*3:2点で1,600円なり

*4:しかし、できたものは君のものになったのだ、許してくれ