「無花粉スギ」全国に普及へ…林野庁が花粉症対策(YOMIURI ON-LINE)

林野庁は23日、花粉症対策として、花粉が全く出ない無花粉スギの普及に乗り出すことを明らかにした。
(中略)
スギの世代交代には20―30年かかるとみられるが、花粉の発生源を絶つことで、国民病とも言える花粉症の解消を図る。
無花粉スギは、花粉を包む細胞壁がないため、花粉が正常に育たない。1992年に富山県で初めて発見されたが、林木育種センターが昨年後半に、こうした品種の開発に成功し、挿し木となる穂木の供給が可能になった。
(後略)

これは朗報なり。無花粉・少花粉の話題は今までにもあって、いつになったらできるのか気になっていたのだが、ようやく実用化できるらしい。少し前に厚労省が「花粉症対策に乗り出す」との報道があったが、こちらの方は対症療法的対処に過ぎず、何か効果あんの?という感じだ。縦割りでやってるとこうなる、というよい見本なんじゃないだろうか。


厚労省が花粉症の緊急対策を指示(TBS News i)

(前略)
緊急対策は 都道府県が主体となって 実施するもので、花粉症発症の予防策として、部屋に入る前に 衣服をはたき花粉の持ち込みを防ぐことや、洗顔やうがいの励行、またマスク、めがねの着用などを 勧めるポスターの作成、医薬品の確保、 相談窓口の設置、医師に対し 診療ガイドラインを周知 させることなどが 挙げられています。
(後略)

これだけ患者が多くいて、しかも今後もっと増える*1ことが予想されるのだから、まず第一に増えないようにするのが先決なんじゃないかしら。それとも、花粉症はもはや一大市場になってるので、製薬だのなんだのかんだのがマブリ付いてて振り払えない状態だっての? 冗談じゃないね。
花粉症の議連みたいなのもあるそうだけど、「センセ、いいお薬があるんですよ、ええもう、センセだけ」みたいな治験すりゃいいのにサ。脂ぎったセンセ方ならタップリ肥満細胞があるだろうし、いい検体になるんじゃないかな。
ともかく。
せっかくなんで「無花粉杉」、しっかり普及させてもらいたい。農水省とか国交省とかその他いろいろジャマすんなよ。

*1:飛散量が増えれば今年から発症という人も増える、ということだし