小児のB型インフルエンザ、治療薬タミフル効きにくい?(asahi.com)

(前略)
神奈川県内の病院と診療所計3カ所で、今冬受診した1〜11歳の患者計103人について、タミフルの服用開始から熱が37.5度以下に下がるまでの時間を調べた。
A型は38人で、うち解熱まで2日以内が34人、3日以上は4人だった。B型は65人で、2日以内が35人。3日以上は30人で、うち17人は4日以上かかった。
(中略)
菅谷部長(けいゆう病院(横浜市)小児科)は「タミフルがB型に効かないということではない。ただ、B型に感染したら、効き目が悪い場合があることを考え、油断せず安静につとめてほしい」と話す。
東京大学医科学研究所の河岡義裕教授によると、タミフルのB型に対する効き目は、A型に比べて反応がやや鈍いことが、患者から取ったウイルスを使った実験で確認されている。

取って付けたような最後の一文にムッとするわけだ。ま、これだけの統計で直ちに何かが言えるわけではないとは思うのだが、身の回りにも、B型だった、タミフルがあんまり効かなかったような気がすると言う人は多い。かくいうウチの娘もB型で、タミフルを飲んで一時は熱が下がったけどいっときぶり返し、結局治ったと思われるまでにまるまる4日間あった。
それともう一つ多く聞こえてくるのは「予防接種受けたのに」という声だ。インフルエンザの場合は予防接種万能ではないとわかってはいても、料金が高いということもあるし、高熱まで出てしまうとなんか損した感じ、効果がなかったんじゃないか、と思うのも無理はあるまい。実際には(どの程度かはわからないけれども)重症化が防げていたり、どこかきっと何かメリットがあったに違いない。今シーズンのようにたくさん余ってしまったのにわざわざ接種を受けた人も何となく損してしまった感じを受ける状況ではあるけれど、そしてそんな状況を誰かがうまく説明してくれるわけでは全然ないけれども、そう思っておくことにしよう。