第7戦 ダッチTT - オランダGP/アッセンサーキット MotpGP決勝

MotpGP ウォームアップ
雨、気温16゜C、路面温度18゜C、湿度43%

  1. マルコ・メランドリ
  2. 中野"王子"真矢(!)
  3. マックス・ビアッジ

玉田"タヤーマン"誠選手は16位。


MotpGP スターティンググリッド

  1. ヴァレンティーノ・ロッシ
  2. セテ・ジベルナウ
  3. マルコ・メランドリ

中野"王子"真矢選手は4位(!)、玉田"タヤーマン"誠選手は11位。


MotpGP 決勝
晴天、気温23゜C、路面温度30゜C、湿度32%

  1. ヴァレンティーノ・ロッシ
  2. マルコ・メランドリ
  3. コーリン・エドワーズ

中野"王子"真矢選手は8位、玉田"タヤーマン"誠選手は14位。


転倒者なし、結局ロッシ盤石のレース結果となったが、今回の表彰台は久しぶりに実に和やかだった。ジベルナウは5位に入ったもののロッシから約15秒後方で、チャンピオンシップ争いからはほど遠い位置に追いやられ続けている。午前中の雨で2位と好調なところを見せた中野だが、午後からは晴れてセッティングを決めきれなかったんじゃなかろうか。レース後のインタビューではとても悔しそうにしていた。フリープラクティス、予選から決勝まで気温も路面温度も湿度もいろいろと変わり、いわゆるダッチウェザーに多くのチームが翻弄され、苦労は多かったもよう。玉田は「腕上がり」の手術をしてアメリカGPに臨むとのことだ。
さて、インタビューではメランドリがずいぶん持ち上げられていたけれど、展開を見る限り、ロッシにはラストまで余裕があったように見える。メランドリも最後に秘蔵のタイヤを持ち出せるようになればラストでバトルが展開できるだろうけれど、まだまだその域には遠いのかもしれない。その域になればなったで表彰台の和やかさは消えてしまうのかもしれないけれど。
予選でバッタイーニ、メランドリと絡んでいたビアッジ。バッタイーニと絡んだ時は完全にビアッジに非があると思う。オーバーランしてコースアウトし、転倒を避けて再コースインしてしまったのは不可抗力かもしれないが、そういう事態になった原因は状況を把握せずに突っ込んでいったビアッジが悪いだろう。メランドリと絡んだケースは、ビデオを見た限りではどちらに非があるとハッキリはわからないが、その後ビアッジの関係者がメランドリを羽交い締めにして首にケガをさせたのはまったくもっていただけない話で、あるまじき行為だろう。ロッシにも昔殴るの何ののケンカを仕掛けたこともあったっけな。ま、あれもロッシが悪いって言えば言えなくもなかったけど。
motogp.comに行ってみたら、案の定罰金沙汰。


「M.ビアッジ、罰金」(MotpGPニュース - The Official MotoGP Website)

レースディレクションは公式予選終了後、マックス・ビアッジの無責任な行為に対して、5000ドルの罰金を科すことを決定した。
(中略)
さらに、セッション終了を示す旗が示される前に、スタート練習を実施したことも含めて、ペナルティーを科した。
レースディレクションは、ビアッジの親類バレリオ・ビアッジ氏がセッション終了後にメランドリに暴力行為(羽交い絞め)にしたことから、年間パスを没収した。



スタート練習の件、前にも一度なかったっけ? ワークス体制でありながら成果も上がらずこの体たらくでは、ホンダからも見放されかねないぞ。