Webフィルタ

そろそろ娘も本格的にインターネットを利用する準備を始める時期に来ていると思う。実際に利用を始めると注意しなくちゃならないことは山ほどある。基本的には娘がパソコンの前にいる間は付いていていろいろと教えていくことになるわけだが、まずそれを前提にしておいて、飲み込めるまでのアシストとしてのWebフィルタも考えてみようと思う。
いろいろと異論のあるところではあると思うけれど、実際使ってみなくちゃわからないということで、導入してみることにした。試験導入ということでできるだけコストを抑えたい。今使っているプロバイダにはそうしたサービスはない。その他に、例えば無料というと今のところ見つかるのはここのものしかない。


フィルタリング情報ページ(財団法人インターネット協会)


さっそく資料を読んでダウンロードしてみる。


財団法人インターネット協会のフィルタリングソフトのダウンロードページ


要はプロキシサーバをたてて、そこを通過させることによってフィルタを掛けるというもの。本体は「Jigsaw」なので、インストールする前にJava環境を整えておく必要がある。SDKの現時点での最新バージョンは1.5だが、推奨は1.3。1.4ではモニタの表示に問題があるとのことだが、試しに1.5(SDKもREも)をインストールしてみたところ正常稼働。


Sun Microsystems - Java テクノロジ
Java 2 Platform Standard Edition 5.0 のダウンロード


SDKをインストールする時には「Program Files」などスペースが入るフォルダ名にしてしまうとうまく動かない。
次にSFSのインストールをする。ダウンロードしたファイルを実行すると解凍先を聞いてくるので、インストールしようとするフォルダを決めて解凍する。一緒にLBも解凍する。プロキシを起動するユーザーがフルコントロールのアクセス権を持っていないと正常に動作しないようなので注意が必要。
解凍したフォルダの下の「Jigsaw\scripts」フォルダにある「Install.bat」を起動してSFSをインストール。同様にLBも解凍したフォルダの下の「Jigsaw\scripts」フォルダにある「Install.bat」を起動してインストール。この時、「Installation complete with 0 warning」という行が標示されていたら正常にインストールが終了している、とのことだ。
インストールが終了したら、それぞれの「Jigsaw\scripts」フォルダにある「jigsaw.bat」と「lb.bat」の「JAVA_HOME」環境変数に、SDKをインストールしたフォルダをフルパスで指定する。また、それぞれにある「start」コマンドに「/min」スイッチを付け足しておくと、最小化して起動してコマンド窓が開きっぱなしにならないで済む。「lb.bat」には2行あるので注意。
ドキュメントにあるように、「Jigsaw\Jigsaw」フォルダに用意されている「SFSdtart.bat」と「LBstart.bat」を起動に使用してもいいのだが、中身はそれぞれ「jigsaw.bat」と「lb.bat」を起動するだけの内容だから、ショートカットを作っておいた方がわかりやすい。注意しなくてはならないのは、作業フォルダ(または起動フォルダ)を「Jigsaw\Jigsaw」としておく必要があることだ。
これで、後は起動するだけ。
起動してしまえば1台で接続とプロキシ兼用は可能だと思うのだが、マシンパワーがないと起動は遅い。使用するポートはTCPで5つ(設定変更可能)あるので、通過できるように設定しておく。
使用する場合はプロキシとして設定する。1台で済ます場合にはローカルホスト、つまり「127.0.0.1:指定のポート」と設定する。
マニュアルには「サービスとしては設定できない」と書いてあるのだが、サービス起動もトライしてみるつもり。