再び猫殺しについて

時期が時期だけにホラー作家氏のネタなんじゃなかろうかと思わないでもない。
しかし、これだけいろいろな反応があるのは、(その表明が妥当であるかないかに関わらず)「猫を飼う」ということと「猫を殺す」ということを、どう正当化しようとも、同じ人物が恐らくは定期的に何度も行っていることに、不自然を感じずにいられないからなのではないか。
毎年々々何匹もの子猫を放り落としては「殺し」、その同じ手で子を取り上げられ殺される親猫を愛でる。この作家氏にとって、それぞれの猫の命は等価ではない。
もしかしたら…
親は性の楽しみを享受する代わりに子を奪われる、それは人間のありようを糾弾するための趣味の悪い(そしてやり過ぎた)レトリックのつもりだろうか?
いずれにせよ、多くの人に理解されることはなかろう。