第14戦 オーストラリアGP/フィリップ・アイランドサーキット 決勝
125/250ccは「第13戦」。
125cc スターティンググリッド
- ミカ・カリオ
- アルヴァロ・バウティスタ
- ルーカス・ペセック
小山知良選手は13位。
125cc 決勝
ドライ、気温22゜C、路面温度30゜C、湿度23%
- アルヴァロ・バウティスタ
- ミカ・カリオ
- マッティア・パッシーニ
小山知良選手は12位。
バウティスタは1周目からトップを奪うとそのまま独走してゴール、あと3戦を残してシリーズチャンピオンを決めた。年間7勝は青木治親選手以来。
250cc スターティンググリッド
- ホルヘ・ロレンツォ
- アレックス・デ・アンジェリス
- シルヴァン・ギュントーリ
青山博一選手は6位、高橋裕紀選手は9位、青山周平選手は11位、関口太郎選手は24位。
250cc 決勝
ドライ、気温24゜C、路面温度35゜C、湿度15%
- ホルヘ・ロレンツォ
- アレックス・デ・アンジェリス
- 青山博一(!!!)
青山周平選手は5位、関口太郎選手は19位、高橋裕紀選手は9周目にマシントラブルでリタイヤ。
どうしてもロレンツォの前でゴールしたいドヴィジオーゾはホールショットを奪うが、後で様子を伺っていた風のロレンツォが10周目にトップを奪うとその後青山博一委選手にも抜かれて4位以上に上がれず表彰台を逃す。ロレンツォの背後にピッタリ張り付いていたデ・アンジェリスは今回もチャンスを見いだせず2位。青山博一選手は2位には追いつけなかったけれど、ドヴィジオーゾを抑えて引き離し、3位表彰台をゲット。
MotpGP スターティンググリッド
- ニッキー・ヘイデン
- 中野真矢(!!!)
- ヴァレンティーノ・ロッシ
玉田誠選手は11位。
MotpGP 決勝
ウェット、気温23゜C、路面温度33゜C、湿度13%
中野真矢選手は8位、玉田誠選手は10位。
1度目のウォームアップラップで雨が降り出したのを選手たちがアピール、ウェット宣言し1周減算してのスタートは、ホールショットを奪った中野選手の怒濤の独走で始まった。このまま中野の初優勝、も期待されたけれど、途中から降り始めた雨で選手たちは次々とピットインしてレインタイヤを装着したマシンに交換、順位はめまぐるしく入れ替わる。
レインタイヤでトップに飛びだしたのはジベルナウだったが、メランドリとバーミューレンに追いつかれ3位に後退すると、その後方でもロッシとヘイデン、中野を含めた激しいポジション争いが続く。
雨が上がり始めたところでジベルナウに追いついたロッシとヘイデンが最終コーナーで絡み合い、ロッシが3位表彰台をゲット、ジベルナウは表彰台を失い、ヘイデンはロッシに5ポイント迫られる結果となった。ペドロサは15位で辛くも1ポイントを獲得するけれどランキングはメランドリと同点の4位に陥落。
結果的には3位ではあるけれど、ライバルの前に確実に割り込み、表彰台をゲットして観衆に強さを印象づけたロッシはやはりタダ者ではない。21ポイント差でランキング2位、あと3戦あれば…と期待させるだけの何かを持っているように思う。これを払拭できなければヘイデンはチャンピオンになったとしても「弱い」という印象が残ってしまうような気がするなぁ。
チェカが転倒したコーナーでのイエローフラッグ違反*1だが、あくまで個人的見解だが、アレは先にストーナーがロッシを抜こうとしてたのであって、それをロッシが「元に戻した」というように見えた。まぁ、もし何らかの裁定が下るのなら公正にしてほしいと思うが、本当に裁定が下るとしたら、チャンピオンシップポイントが掛かっているわけで、「誰の目にも公正」というわけには(今回の場合は特に)行かないだろう。遡れば、それこそ原田とカピロッシだとか、今まで見逃してきた数々の指示違反(シモンチェリとかの)をどうするのかだとか、いろいろあるのだ。つまんないことはしてほしくないもんだ。
*1:この件はすでに「問題なし」の裁定済みのもよう