お元気で何より - 年頭に思う

今年は年賀状の遅配であちこちで文句を言われているようだけれど、ウチでもご多分に漏れず、松を過ぎて何通かまとめて届いた。その中に、ここ数年お返事をいただいていなかった恩師の年賀状があった。郵政公社の名誉のために言っておけば、K先生は年が明けてから賀状をしたためる主義の方で、しかも例年は出さないウチなどのために官製ハガキ*1をお使いだったので、たぶん遅れて届いたのは郵便屋さんのせいではない。
K先生は私が数年オーバーして卒業した母校の1期だか3期だかの大先輩*2。上に書いたようにここ数年お返事がなかったのでお元気になさっているのかどうか気に掛かっていたけれど、去年は海外でスキーをお楽しみになったようで、今年も海外で過ごすご予定があるとか。ずいぶんお元気そうなので安心した。
で、そのK先生、ウチの年賀状に毎年書く「世界が平和でありますように」をお読みになり、「世界平和はみんなの願いだ、それをヘンな方向に持って行くようなヤツは選挙で落としてしまえ!」と憤怒の追記をしてらした。学生の頃にはずいぶんとご心配をお掛けしたものだけれど、こうして率直にお書きいただいて大きく力づけられ、ありがたい限りだと感じ入る。
選挙権をまだ持たない頃からオトナ達にずいぶんいろいろと文句を言ってきた。現在、今度は文句を言われる立場になってずいぶん経つ。なかなか思っているようにはならないものなのだが、それでもたぶん諦めてはいけない一線というものがあるに違いない。これから先、「できる限り」なんて言っていられない事態になってしまうかもしれないけれど、そうなる前に、その一線を簡単に越えてしまわないように、どうにか頑張ろうと思う。
ぜひ、子らや友らや家族らに、末永く「お元気で何より」を言い交わせ続けられるように。

*1:この呼び名も改められる?

*2:ちゃんと覚えてなくて申し訳ありません。