奥平康弘「いかそう日本国憲法 - 第九条を中心に」読了

図書館から。
「どうして憲法を、特に第9条を大事にしなければならないか」を平易に解説した内容。中高生が対象と思うけれども、大人でも読んでおくべき本だと思う。小学生だと少々難しいだろう。
首相の属する公党が憲法改訂を公約にしたり改訂案を公表したり、改訂に関わる国民投票法や準憲法とも位置付けられる教育基本法強行採決により改訂してしまったりの暴挙が行われ、「同時多発テロ」の発生、その後の「テロに立ち向かう」と称する戦争行為への参加など、この本が書かれた当時よりもずっと危うい状況になってしまったけれど、国民主権を堅持していくためにぜひとも読んでおく必要があると思う。