アーシュラ・K・ル=グウィン「ゲド戦記5 アースシーの風」読了

ゲド戦記 5 アースシーの風

ゲド戦記 5 アースシーの風

図書館から。
シリーズ中、読み物としては一番よくできていると思うのだけれど、終わりはアッという間。
魔法は結局のところ人間の領分でなかったために、そしてまた永遠の生命も歪んだ幻想であったために、均衡を保つために「真の言葉」も「石垣」も失われていく。そして人間は人間として、魔法を使わないものとなった、ということ。