日本GP中止、秋に開催延期…

アイスランドの噴火の影響で、4月25日決勝で開催予定だった日本GPが中止との報。スペインGPの開催も危ういらしい。


アイスランド噴火 バイク日本GP中止(東京新聞 2010年4月19日(月))

アイスランドの火山噴火の影響で、今月二十三〜二十五日に栃木県のツインリンクもてぎで行われる予定だった、オートバイのロードレース世界選手権(WGP)第二戦日本GPが中止になったことが十八日、関係者に通達された。
欧州の主要空港閉鎖で、WGP関係者が来日できないための措置。代替開催などの詳細は十九日に正式発表されるが、秋へのスライド開催が濃厚という。
WGPの興行権を持つ「ドルナスポーツ」が決定し、「国際レーシングチーム協会(IRTA)」(ともにスペインに本部)が関係者に伝えた。天候不順によるセッションの順延や、財政難による開催中止は過去にあったが、天災による直前の中止は六十一年にわたるWGPの歴史でも極めて珍しい。
スペインのバルセロナなどの空港も閉鎖となり、日本GPの翌週に予定されている第三戦スペインGPの開催も微妙になっている。欧州の関係者には、日本GPは十月三日(決勝)に開催すると通達されたという。
日本GPは一九八七年から鈴鹿サーキット三重県)か、もてぎで二十三年連続して開催(二〇〇〇〜〇三年のパシフィックGPを含めれば二十七回)されてきた、日本の二輪レースの最高峰イベント。過去には、ともに故人となった加藤大治郎さんや阿部典史さんが大活躍して、レースファン以外でも大きな話題になったことがある。