おとといの話題ですが
選挙:参院選 選挙事務所荒らし相次ぐ−−各陣営、神経ピリピリ/埼玉(MSN-Mainichi INTERACTIVE)
◇防犯対策にあの手この手
28日未明、さいたま市内にある民主党の参院選埼玉選挙区、比例代表の候補者の2選挙事務所が立て続けに事務所荒らしに遭った。選挙区に立候補している嶋田智哉子氏(41)の事務所では、現金300万円とパソコン7台が盗まれた。パソコンには支持者約100人の住所など個人情報が入っていたという。「不特定の有権者らがあわただしく出入りするのはうちも同じ」と各陣営は火事場泥棒ならぬ“事務所泥棒”に神経をとがらせている。
民主県連の選対本部は同日、警備保障会社に警備を依頼した。山根隆治県連幹事長は「なぜうちがという疑問は残る。選挙への影響は最小限に抑えたい」と話した。
社民の日森文尋氏(55)の選挙事務所(同市浦和区高砂3)は、県連合事務所を兼ねるが約3年前にビル荒らしに遭っている。防犯対策は「不審者が建物に入ったら、警報が鳴ったりフラッシュがたかれるようにしてある」という。
共産の阿部幸代氏(55)の選挙事務所(同市大宮区北袋1)の党県委員会事務所も窓ガラスを割られた。今後も宿直の職員を泊まらせるが「職員がいたから、これで済んだ。選挙中だけに一層気をつけたい」と話した。
自民の関口昌一氏(51)の選挙事務所(同市浦和区高砂3)では、公示前に警備会社と契約した。事務所は「警備員が到着するまでに盗まれるかもしれない」と現金や貴重品は置いていない。皆野町の地元事務所にも注意を促したという。
民主の弓削勇人氏(30)の選挙事務所(坂戸市泉町2)には、党本部から防犯体制の徹底を呼び掛ける指示があった。ただ、パソコンには個人情報は入っていない。夜中も事務所内の電気をつけたままにする方針だ。
公明の西田実仁氏(41)の選挙事務所(同市浦和区高砂3)の関係者は「日中人の出入りが多く、現金や貴重品は置かないよう心掛けている」と話す。また終日、事務所正面の看板をライトで照らしており「明るいと侵入できないのでは」としている。