神か悪魔か…高校球児に「ハッスルポーズ」禁止令(夕刊フジ - gooニュース)

神か悪魔か…高校球児に「ハッスルポーズ」禁止令(夕刊フジ - gooニュース)

「ハッスルポーズ」といえば、球界では今や清原の代名詞。巨人ファンの間でもすっかり定着し、予選真っ盛りの高校球児の間でも見られるようになった。が、高等学校野球連盟(高野連)関係者からは「待った」の声がかかった。

「ガッツポーズについての規制はないですが、本塁打を打ったときに、グラウンドを1周する間、ずっと拳を上げたままだとか、応援席に手を振り続けるなど、目に余る行為には、さすがに注意をするようにしています」(高野連広報)

教育の一環でプレーする高校球児たちにとって派手なパフォーマンスは不必要。本塁打を放って戻ってきたベンチ前で、「ハッスル、ハッスル」はもってのほかというわけだ。

「プロの影響? それは大きいですよ。皮手袋の使用。ヒジ当て、スネ当てといったプロテクターは昔はなかったもの。髪の毛にしたって、今は、ロン毛に茶髪なんて普通に見られるようになった。これまでは球児といえば、丸刈りが当たり前だったのに」(同)

今でも巨人は、高校球児が最もあこがれる球団。球界の番長として、Gナインのみならず、他球団の選手からも絶大な支持を受ける清原は、高校球児にとって神のような存在。影響を受けない方がおかしい。

「清原? 茶髪やら、番長やら、今の子はすぐにマネをする。でもあれはあくまでプロの世界でのこと。球児たちはアマということをしっかり認識してスポーツマンシップに則ったプレーをしてもらいたい。(ハッスルポーズには)こちらとしては、注意をするぐらいで、規制はない。甲子園に出てくるようなチームにはそんな選手はいないと思いますけど…」。高野連の心配は尽きない。

どうしても、ハッスルポーズがしたければ、グラウンドではなく、宿舎でするしかない。