「自衛隊に入ろう」のフォーク歌手、高田渡さん死去(asahi.com)

自衛隊に入ろう」のフォーク歌手、高田渡さん死去(asahi.com

自衛隊に入ろう」などで知られるフォーク歌手の高田渡(たかだ・わたる)さんが、16日午前1時22分、心不全のため公演先の北海道釧路市の病院で死去した。56歳だった。葬儀は近親者のみで済ませた。後日お別れの会を開く予定。連絡先は東京都渋谷区宇田川町12の3の1203のアルタミラピクチャーズ
岐阜県生まれ。68年、京都での第3回関西フォークキャンプに参加して注目され、翌年レコードデビューした。
岡林信康さんらとともに、フォークソングが世相風刺・批判のメッセージとして支持された時代を象徴する存在だった。社会や人間のせちがらさ、悲しみを、逆説的でとげのある歌詞に乗せて歌った。代表曲に「自衛隊に入ろう」「ごあいさつ」「自転車に乗って」など。
01年にアルバム「日本に来た外国詩…。」を出し、ステージ演奏は最期まで続けた。04年にはドキュメンタリー映画タカダワタル的」も公開された。
高田さんは今月3日のコンサート終了後、倒れ、釧路市内の病院に入院していた。