ロッシ、来年もヤマハでMotoGP継続参戦確定

ロッシの来季F1入りの可能性は消滅。ヤマハと契約、MotoGP継続が正式決定(Yahoo!スポーツ - AUTOSPORT web / 2006年6月2日)

F1にスイッチするのではとウワサされてきたバレンティーノ・ロッシが、ヤマハと2007年の契約を交わし、ひとまずはMotoGPにとどまることが決まった。
フェラーリとテストを重ねてきたロッシは、2007年からフェラーリの“ドリームチーム”の一員になり、2輪から4輪に転向して両タイトルを制覇したジョン・サーティースと同じ道をたどるものとみられていた。
しかし、ミハエル・シューマッハーのフェラーリ残留、ならびにキミ・ライコネンフェラーリ入りが囁かれ始めると、ロッシはレッドブルに加入するのではとウワサされるようになった。フェラーリがロッシをエンジン供給先のレッドブルに加入させ、彼がF1ドライバーとして成功する素質を持っているかどうか見極めようとしているという見方だ。
だが、そういった憶測はすべて外れ、少なくとも2007年についてはロッシはMotoGPにとどまることになった。
「来年もヤマハに残留できてとても嬉しく思っている」とロッシ。
ヤマハとのここ2年間は、僕のキャリアの中で最高の2年間となってきた。これまで通り、ヤマハのチームとともに戦えることになってとても喜んでいる」
「正しい選択だったと思う。来年はヤマハとともに新しいクラスにチャレンジすることになり、とてもワクワクしている」



V.ロッシ、07年もヤマハから継続参戦(motogp.com / 2006年6月1日)

ヤマハ・モーター・レーシングは1日、バレンティーノ・ロッシが2007年も引き続きヤマハのファクトリーチームから参戦することを発表した。
マネージングダイレクターのリン・ジャービスは、「彼はモーターサイクル界の偉大な大使であり、このスポーツのグローバル的なイメージにおいて、非常に重要な人物です。そのバレンティーノが2007年もヤマハとともにMotoGPのキャリアを続けることを選択してくれたことに大変嬉しく思います」と喜びを語った。
ヤマハとバレンティーノは、大変良好な関係にあり、2004年から大きな成功を収めて来ました。ヤマハのファンにとっては、これはビックなニュースです。」
来年からMotoGPクラスの排気量上限が800ccへと変更され、新しい時代に突入する。ジャービスはマシン開発力において、ロッシの存在を重要視し、タイトル獲得に挑戦することを強調した。
ヤマハ800ccの新しいプロジェクトを展開するにおいて、バレンティーノはリーダー的な存在です。彼の開発能力には疑いの余地はありません。来年、新しいマシンでタイトル獲得に立ち向かっていくことができます。ヤマハもバレンティーノも、このチャレンジを非常に楽しみにしています。」
数日前に、F1入りの可能性を否定したばかりのロッシは、ヤマハと一緒に新しい挑戦に臨むことを選んだ。
「2007年もヤマハから続けて参戦することになって嬉しい。ヤマハと共に参戦した2年間は、僕のキャリアにとって最高だった。ヤマハと僕のチームと一緒に戦えることに大きな喜びがある。この選択は正しいと思う。来年もヤマハと一緒に新しい挑戦に臨むことが楽しみだ。」