上田清司埼玉県知事「現に存在していることを認めないような条文があること自体が不自然」

【埼玉】国民投票法成立を歓迎 上田知事『タブー解き放たれた』(TTOKYO Web 2007年5月16日(水))

国民投票法憲法改正手続き法)が十四日の参院本会議で可決、成立したことについて、上田清司知事は十五日の記者会見で「憲法改正がタブーにもなっていたようなところがあったが、解き放たれた。なし崩し的な解釈ができないようにするのは大事で(憲法改正の)手続き法ができたことは歓迎したい」と述べた。
さらに上田知事は、自衛隊について「戦力でないと思う人はいない」とし、「自衛の範囲内で戦力を持てるとの解釈で自衛隊ができているが、憲法九条を素直に読むと戦力は持たないと書いてある」などと、憲法条文と自衛隊の存在に矛盾があるとの認識を示した。
その上で「現に存在していることを認めないような条文があること自体が不自然で、そういう部分を改正すべきだという考えを持つ人が出てくるのは当然」と述べた。(萩原誠



上田知事、17日出馬表明(Web埼玉 2007年5月17日(木))

上田清司知事は、任期満了に伴う知事選(八月九日告示、二十六日投票)への出馬表明を十七日に行う。同日午後、記者会見を開き、一期目の自己評価、二期目に向けた政策の骨格などを示す考え。
知事周辺では二期目出馬は既成事実だったが、本人は「頭の整理が必要」とし、態度表明の時期を明確にしていなかった。大型連休を機会に「一期目の三年八カ月を自己評価したり、二期目への政策をまとめる」とし、その後、今週中の表明を示唆していた。


上田知事に推薦状 県町村会
県内三十町村で構成する県町村会の会長石川三郎騎西町長と副会長の小沢信義毛呂山町長、野口重信美里町長は十六日、県庁に上田清司知事を訪ね、二期目の出馬要請とともに町村会の推薦状を手渡した。
同日、さいたま市内で開いた町村会臨時総会で全会一致で推薦を決定した。