「天声人語 2004年7月22日付」(asahi.com)

昨日の「武器輸出3原則」見直しの話に関連して。


少なくとも武器を(武器というカタチで)輸出していないと言うことは、日本の武器が他国の誰かを殺傷したことが(ほとんど)ない、ということだ。
以前どこかで誰かが言っていた「戦争をしたことがない自衛隊」と同様、これはかなり誇るべきことじゃないだろうか。
こと、これに関しては胸を張っていいと思う。


武器の本来は、もちろん人*1を殺すことであり物を破壊することである。
武器を使えば、兵士のみならず赤ん坊も子供も青年も老人も、友人も家族もみんな死ぬことになる。
武器の先にいる者は分け隔てなく殺傷され、武器の先にある物は分け隔てなく損傷される。


この話題に接して、「そうだ、世界に後れをとっていては大変なことになるぞ」と考えた人は、このことも考えてみてはどうか。

*1:および生き物すべて