拳法9条、日米同盟、常任理事国
昨日のアーミテージの暴言に関連して。
「現行憲法の中で良き同盟」 首相、米国務副長官発言で(asahi.com)
小泉純一郎首相
「現行憲法の中で良き同盟関係を形成していますからね。私はこの(憲法9条の)問題とは別だと思っている」
石破茂防衛庁長官
「日本として集団的自衛権は行使できないとの前提に立ち国際的な活動を行ってきている。(集団的自衛権が)認められなければ、常任理事国入りができない、という性質のものだとは考えていない」
当の米国側。
日本の常任国入り支持は不変 米国務省、副長官発言修正(asahi.com)
バウチャー米国務省報道官
「(日本の国連安保理常任理事国入りについて)我々の立場は何も変わっていない」
「副長官は常任理事国(入り)と憲法9条には言及していない」
「憲法を改正するかどうかは日本の判断だ。日本がどのような決定をしても我々は歓迎する」
米国務省:副長官の改憲条件発言を修正(MSN-Mainichi INTERACTIVE)
バウチャー米国務省報道官
「日本と安保理についての米国の見解は変わっていない
「アーミテージ副長官は、(自民党国会対策委員長の)中川秀直氏との21日の会談で、日本国憲法は日本国民の責任であり、米国は同盟国として日本国民がどんな決定をしようとも尊重すると強調した」
与野党の反応は。
「内政干渉」と反発や困惑 米国務副長官改憲発言で与野党(Sankei Web)
安倍晋三自由民主党幹事長
「日本が集団的自衛権(の行使)を認めることになれば、日米同盟関係がより強化されるという話は(安保政策論としてアーミテージ氏と)している」
「アーミテージ氏は『米国がそうしろという立場にはない』と言っている」
堀内光雄自由民主党総務会長
「主権を持った国が憲法を考えるのだから、国民がしっかり考えてまとめることだ」
保岡興治自由民主党憲法調査会長
「9条改正は、国民の生命財産を守る上で必要だが、米国に言われたから改憲するとはならない」
赤松正雄公明党政調副会長
「中長期的にみて9条が(日米同盟関係の)妨げになるとは思わない」
横路孝弘前民主党副代表
「ひどい内政干渉だ」
「米国に協力しろ、保安官の助手みたいなものになれということだ」
市田忠義日本共産党書記局長
「憲法改悪を許さない国民的運動を起こすため全力を尽くす」
福島瑞穂社民党党首
「日本に改憲を強要しようとするのは言語道断」
改憲派もやっぱり「押しつけ改悪」はおイヤらしい。