金・室伏が不正発見!?アヌシュは一番早く尿を…(ZAKZAK - Yahoo!ニュース)

(前略)
室伏はかねて、「ドーピングがなくならないのは、それぞれの国の事情、立場があると思う。大切なのは、選手間で友好を深めること。競技のときは戦いだが、いい雰囲気が自然と沸くような、そんな雰囲気を作りだしたい」と話してきた。
(中略)
一足先に帰国した重信氏は「不正を犯した者にメダルを受ける資格はない」とはっきり口にしていた。
(中略)
室伏は「本当の真実の中で試合が行われることがどれだけ大事かと感じた」として、表彰台で受け取った銀メダルの裏にあったギリシャの古代詩人ピンダロスの詩の翻訳を直筆で書き写し、報道陣に配った。
「真実の母オリンピアよ あなたの子供達が 競技で勝利を勝ち得た時 永遠の栄誉(黄金)をあたえよ それを証明できるのは 真実の母オリンピア
(中略)
五輪のドーピングの歴史で、いったん授与された金メダルが返ってきたことはないという。室伏には、新たに作られた金メダルが渡される。

一度もらったものは何が何でも返さない、よくよく見下げ果てた根性ではある。
きっと「多かれ少なかれ誰だってやっていることだ」くらいは言うんだろうなぁ。


たった28cmの差でドーピング違反者に負けたことを、他でもない室伏選手が一番悔しく思っているに違いない。
たとえ「真実の勝者」として金メダルを受け取っても、だ。
そして一緒に試技をした他の選手たち*1も同様に感じていることだろう。
ドーピングは結局、すべてを台無しにする。


アヌシュをさらに追及へ 五輪永久失格の可能性も(共同通信 - gooニュース)

(前略)
調査の過程で同選手が、陰性だった2度の検査で別人の尿検体を提出していたことが判明した。IOCは、検体の不正工作が証明されれば、アヌシュを五輪から永久追放にする可能性もあるという。
(後略)

結局何を言っても何をやっても「潔白を証明」することは不可能だったわけだ。
昨日はああ書いたのだが、ここはひとつ、室伏選手を心から祝福しておきたい。


素晴らしかった、おめでとう。

*1:もちろんドーピング違反者でない、という括弧付きで