阪神大震災を教訓に危機管理、政府の初動体制に成果(YOMIURI ON-LINE)

(前略)
阪神大震災では村山首相(当時)への1報が発生の1時間以上後になるなど、政府の初動体制の遅れが強く批判されたが、今回は、危機管理体制が一応機能した格好だ。
(中略)
今回は、地震発生の4分後の午後6時には官邸対策室を設置。小泉首相細田官房長官にも「午後6時4―6分に連絡が入った」(細田長官)。
防衛庁自衛隊も、地震発生直後に災害支援に向けた活動を開始した。
(中略)
今回は、地震発生の約40分後に情報収集目的で東京・立川からヘリコプター1機を離陸させた。新潟県を担当する陸上自衛隊第12旅団(群馬県榛東=しんとう=村)は発生直後に待機体制に入り、1時間半後には高田駐屯地(上越市)の隊員約30人を被災地に派遣した。
(後略)

えぇと、これは提灯記事なの?
動いたは動いたかもしれないが、被災者を主として国民に安心感を与えることができたかどうかについては疑問が残るだろう。
首相が「安心してください、万全の対応をしますから」と表明したのか? したとしたらいつだ?
関係閣僚が集まったのはいつだ?
情報収集に努めるより映画の舞台挨拶を*1聞くのが大事と1時間も経ってから*2映画館を出たのはどこの誰様だ?
記者の質問にニヤニヤしながら答えていたのは「防災担当」じゃなかったか?


何しろ台風対応では対策本部を立ち上げたのは台風が去ってから、しかも調査は期限付きだというから、今度の地震でもどんな対応をするのか、安心していられたもんじゃない。
関東地方に住むものにとって*3、こと地震に関していえば、まったくもって人ごとではない。


こうしたことは、今やみんなが見てるぞ、こうして記録に留めているぞ。

*1:一部でも

*2:その間も被災地では余震が続いているというのに

*3:本来は日本全国どこにいたって同じだが