インフルエンザ予防接種

掛かり付けの内科に行ったついでに、子供に予防接種をした方がいいかどうか相談してきた。


結論から言うと、是非しなくちゃいけないというわけではない、という見解。
実は事前にググって見たのだが、まったく意味がない、という意見もあって少し突っ込んで話を聞いておきたかったのだ。


例えばこんなところが。
【予防接種の効果と必要性】(「たぬき先生のお部屋」(小児科医 毛利子来氏のサイト)


素人がメカニズムも知らず情報に踊らされるのはインターネット時代ならでは。
聞いてきたことは次の通り。

    • 予防接種によって完全に感染を防ぐことはできない。
    • インフルエンザの予防接種により体内に侵入したウイルスに対応するIgG抗体が作られるが、皮膚や粘膜で対応するIgA抗体は作られない。
    • インフルエンザに罹患するとIgG抗体もIgA抗体も作られる。
    • インフルエンザに一度も罹患したことがなく予防接種だけ受けたものが感染すると、粘膜での対応がないため高熱を発することがあるが、体内では対応できるため重症化防止が期待できる。
    • 予防接種により脳炎・脳症を防ぐことはできないと思っておいた方がいい。
    • 予防接種を受けるか受けないかにかかわらず、タミフルリレンザにより早期に対処すれば、重症になる前に完治が期待できる。

12才以下の児童の場合、予防接種は2回法で6,500円かかる*1
副反応のリスクも考えると、いざというときには即対応することにすれば、重症化を防ぎ医療費も低く抑えることができそうだ。


どちらにしろ、一番怖いのは脳炎・脳症で、あとはいかに早期に対処できるか、重症化を防ぐかということになる。

*1:さいたま市の場合