埼玉県教育委員に「つくる会」前副会長起用へ(asahi.com)

埼玉県が「新しい歴史教科書をつくる会」(つくる会)の前副会長である高橋史朗明星大学教授(54)を県教育委員に起用する方針を固めたことが6日、分かった。
(中略)
つくる会によると、同会の幹部経験者が都道府県教育委員に就任するのは全国で初めてという。
つくる会の歴史教科書を「新しい試み」と評価する上田清司知事の人選で、20日にも県議会に人事案が提出される見込みだ。
(中略)
上田知事は歴史教科書問題について、「これまでの教科書は自虐的な史観で物事が見られているきらいがある」などと発言。つくる会の教科書は「極めて新しい試み」と評価し、検定段階で中国や韓国から修正要求があったことについては「内政干渉だ」と批判していた。
(中略)
上田知事は「つくる会にいるという経歴にとやかく言う人もいるかもしれないが、彼の実践活動を評価した」と述べた。

こんなことがあっておかしいと思っていたら、ついにここまで来たか、という感じだ。
いろいろなところで復古調というか戦前賛美というかそうした動きがある中で、軍備主義者である上田知事が県民無視の行政を始めた。
東京都どころではなく、反動的な教育が始まるのを多いに警戒し、まず「新しい歴史教科書」とやらの導入を実現させないよう強固に反発しておく。


産経新聞は「つくる会」と繋がりが深いこともあり、批判的な面は全くなく、むしろ好意的に経歴を披露したりしている。


埼玉県教育委員に高橋氏(Sankei Web)


自民党憲法改正案はひとまず白紙撤回されたがなくなったわけではない。
「国のために命をささげる国民」を作ろうと躍起になっているバカどももいる。


実際、安穏となどしていられない。