教育基本法改正案、提出見送りへ 「愛国心」調整つかず(asahi.com)

政府・与党は26日、教育基本法改正案の今国会提出を見送る方針を決めた。文部科学省自民党は提出を目指していたが、「愛国心」の明記に消極的な公明党と、自民党との間で調整のめどが立たなかった。
(中略)
公明党の神崎代表は26日の記者会見で「教育基本法は準憲法的な性格を持っている。憲法改正論議と連動して結論を出した方がいい。この国会でやらなければいけない、と性急に結論を出す必要はない」と語った。
同党内では、最終的には自民党が求める「国を愛する心」との表現は受け入れざるを得ない、との考えが広がりつつあるが、今夏の東京都議選を控え、「自民党から提案を打診されても断る」(幹部)との方針を固め、自民党側に伝えていた。
(後略)

腰が引けて「改憲」とセットでどさくさ紛れに何とかしてしまおうという魂胆もアレだが、問題はここ、『同党内では、最終的には自民党が求める「国を愛する心」との表現は受け入れざるを得ない、との考えが広がりつつある』のはなぜか。ここで議論すれば都議選がどうなるかわからない氏先送りして、所詮「改憲」とセットならこんなことうやむやのウチにスルーしてしまおうということなんだろう。「平和」を標榜していたくせにこれだ。「加憲」だなんてとんでもない、結局は与党に居座るためには何でもするんじゃないのか。


いったいこの風はいつになったら吹き終わるのだろう。