退院延期

今日こそ退院と、休暇を取って朝から待機するつもりでいたら、朝6時頃に妻から電話があり、看護師さんの話では、昨日のうちに主治医から明確な指示がなかったので、今日の退院はないですよ、ということらしい。そうはいっても点滴も抜いて石もあと出るだけとなったら、入院している意味がないではないか。採血とレントゲンが終わったら主治医に話を聞くということで、やはり待機することにした。
一日休みとなると、半日の休暇とは違ってのんびりしてしまう。ここのところ実にあわただしい毎日だったので、少しゆっくり休むことにした。娘を送り出して洗濯物を干し、ゴロゴロしていたら昼前まで寝てしまった。それがよくなかったのか、体は休められたものの、午後からは頭痛に悩まされ、切れていたエキセドリンを買ってきて飲んだ。
昼は冷蔵庫に残っていたカレーうどんを作って食べた。昼過ぎに妻から電話があり、主治医に聞いたところ、経過もいいので明日退院ということにしましょう、と言われたという。そうならそうでもう少し早く対応してくれればいいのに。銀行とか郵便局とか買い物をして、娘が帰宅、シャワーを浴びさせて宿題をやらせて、取り急ぎ病院へ行く。
連絡帳やらプリントやらを見せたり何やかやしていると主治医と病棟担当医が連れ立って回診にやってきた。カリウムの件でいろいろやり取りがあったあと、もう一日延期して、金曜日に退院ということになった。コロコロ変わる予定に今ひとつ釈然としないところだが、病棟担当医としては妻のカリウム血中濃度が低い点が気になり、それは内科の内分泌専門医の診察を待ちたいとの意向で、場合によってはそのまま入院を継続してほしいくらいの気持ちでいるらしい。どの程度の症状をアタマに描いているのかはよくわからないけれども、少なくとも点滴を止めてある程度経ってからの血中濃度を確認しないと退院は尚早だろうと思っているようだ。それはそれとして、本人も家族も、経過がよく急変する可能性が低いのなら、退院させてもらって通院で対処、緊急の場合には救急対応してもらう、という方ができればありがたい。主治医がいわば「間を取って」というような判断をした、といったところか。
実は破砕についても、午後の電話のあと、レントゲン写真を見た主治医から「小さくなりましたね」と言われたという。つまり、4mmの石が砕けて排出できる大きさにバラバラになったのではなく、3mmだか2mmだか、まわりが削れた程度、らしいのだ。だからまだ膀胱にも達していず、尿管の「膀胱のかなり近くまで」移動しただけらしい。だから尿もキレイだったわけで、今の破砕ってのはそんなもんなんですか?