図書館から

ホーキング、未来を語る

ホーキング、未来を語る

今さらながらに読んでみたけれど、この本の日本語訳はひどい。日本語になっていないと思われる文章も多々ある。もしかしたら原文がロクでもないのかもしれないし、読み手の能力に問題があるのかもしれないが、興味深い内容なのにもったいないことこのうえない。それに、多くの図とその解説文が違うページにあり、文章と図説を突き合わせるのにいちいちページをめくらなければならない煩わしさにも、何度も読むのをやめようと感じたものだ。訳者は読者のことなんかこれっぽっちも考えておらず、ただ締切りに間に合わすことしか頭にないように感じた。とにかく、何が書かれているのかを一生懸命考えながら読み進まないとまったくアタマに入ってこない文章ばかりで、こんなにヒドイのは初めてだ。
それらはさておき、宇宙の成り立ちなどについて読むのはとても興味深いものだ。他にもできるだけ最新のわかりやすい(そしてまともな日本語で書かれた)本があったらどんどん読んでみよう。