羽生市立小学校通知表「愛国心」評価項目削除

市内で1校だけ 羽生の小学校「愛国心」削除(朝日新聞 2006年6月29日(木)朝刊)

羽生市内で1校だけ、愛国心に関する評価項目を6年生の通知表に設けていた市立小学校が、1学期から、評価項目を削除することが27日、わかった。
昨年度の通知表では、社会科の「関心、意欲、態度」を評価する項目の中にあった「国を愛する心情を持とうとする」の部分を削除した。
市教委は」社会科の教員が検討し、校長が見直しを決めたとの報告を受けた。表現の見直しを図って、わかりやすい内容にした」と述べた。



どこがどのように「わかりやすく」なったのか知りたいものだ。だって、この項目を盛り込む時にだって、教員が検討し校長が決めたはずだから。もし同じプロセスでなかったなら、どうして同じプロセスでないのかの説明も必要になるだろう。
こうした点を明らかにせず、「わかりやすくした」「誤解を招かないよう配慮した」というのではまったくわかりにくく誤解を招くものだ。