神奈川でも不起立教職員処分の可能性

式典で国歌斉唱時起立せず、教職員名報告を指導−−県教委/神奈川(MSN-Mainichi INTERACTIVE / 2006年6月3日(金))

(前略)
教育委員会が今春から、県立校で行われた卒業式と入学式で国歌斉唱の際に起立しなかった教職員の氏名を報告するよう指導していたことが分かった。
(中略)
来年以降は東京都のように地方公務員法に基づく懲戒処分に踏み切る可能性も浮上してきた。
県教委の北村公一指導主事は氏名報告について「校長が指導を徹底するためで、今のところ処分は考えていない。粘り強く起立を指導していく」と話している。
(中略)
県教委は文部科学省の照会を受け、90年から卒業式、入学式での国旗掲揚・国歌斉唱の実施状況調査を行ってきた。04年11月に「教職員が斉唱時に起立するなどの指示に従わない場合、服務上の責任を問い、厳正に対処する」とする県教育長通知を出し、04年度卒業式から不起立教職員の人数を報告させていた。さらに今春から「人数把握だけでは指導しにくい」として氏名も調査対象とした。
(後略)

「今のところ」といいながら、思惑に反して効果がなければ即処分に繋がる情報だけは集めておき、そうした態度を表に出すことで、不起立できないよう圧力を掛ける。