入院1日目

☆今日の体調

  • 手術前なので元気
  • 久しぶりの入院で、しかも手術を控え少し緊張気味

快晴。風が少し強い。妻とバスに乗り市立病院へ向かう。
10時、入退院受付で手続きを済ませて病室へ。318号室(北向き4人部屋)の廊下側で、窓の外を眺める楽しみはなさそうだ。景色といっても建物が見えるばかりなのであまりガッカリしないでおくことにする。同室になったのはご年配の2人で、やはり明日、眼科の手術を受けるらしい。
荷物を整理して待機。ロッカーの扉が手前に開くため出し入れにとても苦労する。気が付いた時点で反対側に換えてもらえばよかった。エアコンが涼しすぎるくらいで、半袖のパジャマ1枚では寒い。結局夕方にはパジャマの下に長袖のTシャツを着た。テレビは1,000円のテレビカードを買い、イヤホンで音を聞く。カードは1分1円。検温36.2゚C。
看護師さんが来て、まず左手首に名前とバーコードが印刷されたテープを巻き付けて固定する。これは入院してから退院するまで付けておく必要がある。点滴や手術などの処置の際に担当者が確認する。担当者が複数いたり申し送りの際には、書類の記述と付き合わせるために唱和する。
テープを付け終わっていろいろと説明を受ける。食事は今日の昼からで、夕食もあるとのこと。21時以降は絶飲食で、明日は下剤の服用や浣腸はなし。今まで飲んでいる薬は今日の分まで飲み、明日からは別に処方となる。それと入浴についての説明。ここの入浴システムは、浴室の扉にぶら下げてる表の入浴する時間に自分の名前を書いておき、時間になったら「入浴中」の札を扉に掛けて入浴する、というもの。表は20分刻みになっていて、じっくり入りたい場合などは続けて2マス名前を書いておけばよい。当分入浴できないので、14時に入浴することにした。
明日は8時に主治医が来て点滴、9時半から手術。看護師さんから指示があったら手術着に着替え(パンツは脱がなくてよい)、鬱血防止のためヒザまでの圧迫サポートストッキングをはいておく。前あきのパジャマ、替えのパンツ、バスタオルを用意しておく。家族は8時半に来て待機、手術と全身麻酔の同意書に、自分と妻の署名捺印しておく。
説明を受けている最中に主治医が様子を見に来た。ヒゲは剃らなくてもいいのか聞いてみると、手術には邪魔にならないからかまわないとのこと。ただ、医師が去った後、看護師さんに「麻酔の先生の許可が出なかったら剃ってもらいますよ」とクギを刺されてしまった。現場担当者はシッカリしている。
携帯は、病院内は基本的に電源OFF、病棟のデイルーム(ナースセンターの前のロビーみたいなところ)やその他の「メールOK」の表示のあるところではメールのみOK、通話は建物の外に出ないとダメ。あまり使わないから電池は持つと思うけれど、非常の際にはコンセントから充電させてもらうことにする。
病院の売店で買ってきた弁当を食べる妻と、ベッド脇の移動式テーブルで並んで昼食。
☆昼食

  • ドライカレー(米飯200g)
  • ポン酢和え(カニかま、もやし、ワカメ)
  • らっきょう酢漬け

味が薄く量も少ないが、ダイエットとでも思ってありがたくいただく。
妻は娘の水泳の送迎のため1時少し前に帰宅。することもなくなったので、売店で買ってきたパズル雑誌(ナンプレ、ニコリでいう数独)と新聞、図書館で借りてきた本などでダラダラ過ごす。
1時半に看護師長が挨拶に来て「入院診療計画書」というのをくれた。控えを1枚もらい、同内容のもう1枚に確認の署名をして渡す。内容は事前に医師から説明を受けていた内容と変わらず、予定入院期間は8日で経過により前後する可能性があるとのこと。
14時に予定通り入浴。浴槽もあるけれど、1マスしか取ってないので時間も短いしシャワーだけにする。明日から当分は入れないので、アタマからつま先までしっかり洗う。万一の際に対応できるようにということなんだろうけれど、扉には鍵がない。中のカーテンは2重になっているので不意のときにも簡単には覗かれたりしないだろうけれど、やっぱり少し不安。
15時に手術室の「説明室」というところで麻酔医から説明を受ける。既往症などを聞かれ、麻酔方法についての説明を聞く。点滴経由と吸入を併用するとのこと。ヒゲは「主治医がいいと言っているなら剃らなくてもかまいませんよ」とのこと。説明終了後、すでに署名だけして用意してあった同意書に捺印して渡す。手術も麻酔も同意書は後でコピーをくれた。
15時半頃、手術担当の看護師さんが来て手術の流れなどを説明してくれる。「導尿は?」と聞いてみると「必要なら麻酔が掛かった後にしますから、痛みませんよ」と教えてくれた。簡単な説明書も用意してあって、わからないことなどは聞けばきちんと説明してくれるので、術前の不安解消には役立つと思う。
入院計画書や同意書をコピーしてくれたり、その他にも説明や予定の簡単な書面を用意してあったりするのは病院全体でそうしているのか病棟だけの対応なのかはわからないけれど、ただでさえ不安な気持ちで入院してくる患者にとってはとてもありがたいことだと思う。まぁ人によっては却って煩わしいと感じるかもしれないが、入院時の「誓約書」などもコピーをくれるともっとよかった。
☆夕食

  • 全粥 250g
  • 厚揚げ炒め物(ピーマン、豚肉)
  • 長芋わさび和え(海苔)
  • 茸づくし
  • ザーサイスープ(白菜)

20時半にデイルームの公衆電話からウチに電話。することもなく、パズルとテレビと読書でダラダラ過ごし、21時就寝。