第15戦 日本GP/ツインリンクもてぎ 決勝

125/250ccは「第14戦」。


125cc スターティンググリッド

  1. アルヴァロ・バウティスタ
  2. ミカ・カリオ
  3. エクトール・ファウベル

小山知良選手は10位、葛原大陽選手は17位。
ワイルドカード勢は、大谷和也選手は24位、渡辺一馬選手は31位、岩田裕臣選手は32位、富沢祥也選手は35位、葛原稔永選手は37位、浪平伊織選手は38位。


125cc 決勝
ドライ、気温26゜C、路面温度36゜C、湿度17%

  1. ミカ・カリオ
  2. アルヴァロ・バウティスタ
  3. フリアン・シモン

小山知良選手は7位、葛原大陽選手は15位。
ワイルドカード勢は、岩田裕臣選手は27位、葛原稔永選手は30位、浪平伊織選手は31位、渡辺一馬選手はラストアップに転倒リタイヤ、富沢祥也選手はジャンプスタートでピットスルーのペナルティを受けた後転倒、一時復帰するも9周目にリタイヤ、大谷和也選手は3周目にマシントラブルでリタイヤ。


7位に食い込み今期ベストリザルトとなった小山選手は、負傷した手の感覚がまだ完全に戻りきっていないようだ。来期は(恐らくカリオが250ccにステップアップした後の)KTMに移籍が決まったようで、今期以上の活躍を期待したい。


250cc スターティンググリッド

  1. ホルヘ・ロレンツォ
  2. アンドレア・ドヴィジオーゾ
  3. アレックス・デ・アンジェリス

青山博一選手は4位、青山周平選手は5位、高橋裕紀選手は6位、関口太郎選手は28位。
ワイルドカード勢は、横江竜司選手は11位、ラタパー・ウィライロー選手は14位、及川誠人選手は17位、高橋巧選手は25位、高橋江紀選手は26位、宇井陽一選手は27位。


250cc 決勝
ドライ、気温27゜C、路面温度45゜C、湿度14%

  1. 青山博一(!!!)
  2. アレックス・デ・アンジェリス
  3. ホルヘ・ロレンツォ

青山周平選手は6位、関口太郎選手は18位、高橋裕紀選手は15周目に転倒リタイヤ。
ワイルドカード勢は、横江竜司選手は8位、ラタパー・ウィライロー選手は10位、及川誠人選手は13位、宇井陽一選手は19位、高橋江紀選手は20位、高橋巧選手は23位。


高橋裕紀選手はギアに問題を抱えていたようで、シフトアップ時にロックして転倒したように見えた。直後を走っていたドヴィジオーゾは回避するために先頭集団から離れてしまい後続のロレンツォとの差が詰まり、表彰台を逃すことになった。
それにしても青山博一選手は強くなった印象を受ける。マシン開発も大変だったろうけれどそれを克服し、ここぞというときにチャンスを逃さない。振り返るとホンダ時代は転倒が多かった。これは、KTMでほぼ一からマシン開発に携わった経験が大きいのかもしれない。表彰台の真ん中で号泣する青山選手をどうしていいかわからないロレンツォとデ・アンジェリスだったが、3人並んでの撮影のときに、デ・アンジェリスが笑顔で青山をポンと軽くたたき「ほら、笑顔だよ」促したように見えたのがとってもよかった。ああいう風を見てしまうと、思わず、いいヤツだな、応援してあげなくちゃな、と感じてしまうものだ。バトルはもの凄くアグレッシブだし転倒も少なくなってきたデ・アンジェリスも最後の最後で詰めが甘いようでなかなか勝てないが、勝ったときの感動を早く味わえるといいな。


MotpGP スターティンググリッド

  1. ロリス・カピロッシ
  2. ヴァレンティーノ・ロッシ
  3. マルコ・メランドリ

中野真矢選手は4位、玉田誠選手は18位。
ワイルドカード勢は、秋吉耕佑選手は12位、松戸直樹選手は16位。


MotpGP 決勝
ドライ、気温22゜C、路面温度39゜C、湿度26%

  1. ロリス・カピロッシ
  2. ヴァレンティーノ・ロッシ
  3. マルコ・メランドリ

玉田誠選手は10位、中野真矢選手は5位を走行中のラストラップに4位ジベルナウを90度コーナーでインから差し、ジベルナウにかぶせられて転倒、惜しくもリタイヤとなった。
ワイルドカード勢は、秋吉耕佑選手は13位、松戸直樹選手は9周目にマシントラブルでリタイヤ。


カピロッシは速かった。特に終盤戦になってからの好調は目を見張るものがあり、ツボにはまると手が付けられない強さだ。来期の800ccの開発でドゥカティが一番先行しているように見えるけれど、その成果いかんではチャンピオン候補の筆頭になれるのではないか、と思わせるような勢いだ。
独走するカピロッシに何とか追いつきたいロッシだったが、メランドリを抜きあぐねているうちに差が広まり、その差も一時は詰めたものの最後にはリスクを冒さず2位を確保。
これでロッシとヘイデンのポイント差は12となり、本当にチャンピオンシップの行方はわからなくなった。しかも5位のペドロサまで34ポイントと、それこそ一波乱あれば誰がトップになるかわからない状況だ。最終戦まで目が離せない。