ピアノ発表会

娘が通うヤマハ音楽教室ピアノ科の発表会があった。アンサンブルの発表会は何度もあったけれど、ピアノの発表会は今までのように友達と一緒にやるのではなく、一人での発表だ。事前の練習でもそれほど完成度は高くなかったし緊張するかと思っていたのだが、本人はいたって平然としていて、後で聞いたら「緊張しなかった」と言っていたので驚いた。それでも始まる前には「何時に始まるんだっけ」と何度も聞いていたので少しは感じるところがあったとは思う。
しかしまあ、練習のときよりずっと堂々と弾けたし、音もしっかり出ていた。途中つっかえても怯むことなく先へ進め、無事2曲を弾き終えた。ウチにはクラビノーバしかないのでグランドピアノとは強弱や音の出方がまったくと言っていいほど違う。実際に発表会などで他の(たぶんピアノを持っている)子の演奏を聴いているとよくわかる。クラビノーバでどんなに練習しても、いざピアノを弾いてみると平板になってしまうのだ。かといってピアノと同じような強弱をクラビノーバで付けようとすれば指を痛めてしまうだろう。
今回の発表会に参加した子達は実にチャレンジ精神旺盛というか、ドビュッシーやらジャズやらショパンやら難しい曲に取り組んできた子が多かった。途中つっかえることもあるしミスタッチもそれなりに多いけれど、一生懸命、もしくは堂々と弾く姿は胸を打つものがあった。
再来週にはアンサンブルのときの友達の発表があるので楽しみだ。