(財)日本漢字能力検定協会公式ソフト 200万人の漢検 とことん漢字脳

近くのゲオで2,499円(税込み)。
日本漢字能力検定協会 公認 漢検DS」とどちらにしようか迷ったけれど、1,000円近く安いのと「公認」より「公式」だろう、ということで。日曜日に買って、帰ってからやってみたけれど、いくつか不満があった。
(1)漢字の認識が、字によってはかなりダメ。
「竹かんむり」とか「隹(ふるとり)」が入っていたり、「境」なんて字がなかなか希望通りに認識してくれない。しかも漢字1文字につき30秒の時間制限付きなので、正しい字が書けているのに妙な漢字に変換されて「×」を付けられるともう、非常にアタマに来るのだ。
いろいろ試してみると、部首を明確に分けて、離して書くと認識しやすくなるようだ。だから、正しく認識してもらうために、入力画面には少し間の抜けた漢字が書かれることになる。
(2)読みは漢字1文字分ずつ。
つまり、「絶好調」というのの読みを入力するとき「ぜっ」「こう」「ちょう」と分けてやらないといけない。これはかなりいただけない仕様だ。しかも、(1)のように認識がいい加減なせいもあって「う」と書いても「ぺ」と認識されたりするので「自動認識」に設定できず、要はひらがなを1文字ずつ認識させる必要がある。実際には、「ぜ」(にんしきボタン)「っ」(にんしきボタン)(けっていボタン)「こ」(にんしきボタン)「う」(にんしきボタン)(けっていボタン)「ち」(にんしきボタン)「ょ」(にんしきボタン)「う」(にんしきボタン)(けっていボタン)というように、非常にイライラするプロセスを経る必要がある。これも、漢字1文字の読みにつき30秒の時間制限がある。
(3)明らかな間違いがあったと思われる。
「写真をうつす」の「うつす」にはどんな漢字がふさわしいだろうか。迷わず「写す」と書いたら「×」。「おさらい」で答を見てみると「映す」が正解だという。「スライドで写真を壁にうつす」とかだったらわからないでもないが、これはいくら何でも間違いだろう。
(4)「漢字力チェック」の出題形式が実際の「漢検」とは違う。
漢検DS」の方は実際の出題形式で実際の検定時間でのチャレンジが可能だが、公式ソフトの方にはこのモードがない。出題形式も違うし、先にも書いたように制限時間も漢字1文字について30秒で固定。「公式」と銘打っているのに、ちょっと残念だった。
(6)「おさらい」の字が小さい。
せっかく正解の漢字を表示しても、小さすぎてとても見づらい。画数が増えれば増えるほどわかりにくくなる。画面は大きいのに、どうして大きく表示できないのだろうか。
(5)セーブが2人までしかできない。
ウチは3人家族なので、誰かがあぶれることに。


とはいえ、正解率をどんどん上げていけることや、「弱点克服」で誤答をなくしていけたり、知らなかった読みや漢字を覚えていけるので達成感はあるな。
準2級までは「読み」に関してはほぼ完璧だった*1
そのうち「漢検DS」の方も買ってしまいそう。

*1:少し自慢