ガルシア・マルケス「エレンディラ」

図書館から。

エレンディラ (ちくま文庫)

エレンディラ (ちくま文庫)

面白かった。
以前「族長の秋」を読んだとき、あまりの辛さに3分の1読んだところでほったらかしたのだが、これはその辛さを乗り越えさせてくれたのだった。前半の短編で引きこまれボリュームのある「エレンディラ」に入って、これはまたダメかな、長いなと最初は思ったのだが、途中から昨今珍しくグイグイ読み進み、あっという間に読み終えてしまった。
これでまた「族長の秋」を最後まで読もうという気力が湧いてきたのだった。でも「百年の孤独」が先の方がいいだろうか。