光スイッチ説
- 作者: アンドリュー・パーカー,渡辺政隆,今西康子
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2006/02/23
- メディア: 単行本
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1997年に提唱されたこの説の骨子は大まかに2つ。一つは、「カンブリア紀の爆発」は「短期間に突如として多様な動物門が出現した」のではなく、「すでに出現していた動物門がそれぞれ多様な外形上の進化をした」ということ。もう一つは、本格的な「眼」を持つ生物が出現したために、淘汰圧の環境が、少なくとも食うか食われるかという側面で質的に激変したということ。
なるほど、視覚というものの影響がこれほどにも大きいのかと気付かされる。面白かった。