「クドクテン」その後

先日娘の担任が「句読点」を「クドクテン」と読んだことについて書いた。娘はその晩この話を日記に書いて担任に提出したのだが、その翌日、娘から聞いたとことによると、担任は朝会の時にクラスのみんなの前で、娘から「クトウテン」と読むことを教えてもらったと話したそうだ。日記にも娘に対する謝意が書かれていた。
いやはや、これには感心した。自分の間違いを指摘され、それを潔く認めて訂正し公表したのだから。いい大人が子どもに間違いを指摘され、それを素直に受入れることはたいていの場合なかなかに難しいモノだと思う。ましてや教師という立場だ。娘に対してもクラスの児童たちに対しても、どう対応したらいいか悩むところかもしれない。
でもこの担任は、自らの誤りを潔く認めて訂正することを選び、そのステキな姿勢をみんなに教えてくれたのだ。どうもありがとう。
日頃「オレは間違ってない」「悪いのはヤツラだ」と嘯く(自分を棚に上げて人には「規範意識」とやらを押しつける)「センセイ」方には、ぜひ爪の垢を煎じて飲んでもらいたいものだ。
人に言ってばかりではいけない。私も、その爪の垢を煎じて大事に飲ませていただくことにしよう。