TOTOは偉いぞ

ウォシュレットが壊れた。少し前から調子が悪かったのだが、どのモードでも温水が出なくなった。ノズルはちゃんと出てきてポンプの音はしているようだけれど、何も出てこない。錆が溜まってないかと水抜きをしたりしてみたけれど復旧しない。10年近く使っているのでもう寿命かもしれないし、買い換えるにしても安いものではないし、毎日使うもので今さらないとなるとそれはそれで(我慢すればいいことではあるけれども)困ってしまう。
普通、電化製品にしろ製造中止から7年くらいが部品保管の限度だ。10年経ってたら、大抵は修理するより買った方が安いと言われる。ま、ダメもとで、とTOTOの修理受付に電話してみた。
フリーダイヤルで繋がった電話は、休みの日にも関わらず丁寧な応対で、製品名と症状を告げると「それなら修理ができると思います」。修理費用は実際に点検してみないとわからないが高ければ15000円くらい、見積もりをして見合う金額だったら修理を頼むこともできるが、その場合は訪問料と点検料で5000円くらい掛かります、支払いは振り込みでも可能です、とのこと。ただ、盆休みに入ってしまうので最短で16日になるという。それくらいなら我慢できるし、修理費が高かったら諦めることにして修理をお願いした。
それから1時間もしたろうか、修理担当業者から電話があって、今からお時間があれば対応できますという。それはありがたいとお願いすると、30分くらいして担当者がやってきた。さっそく見てもらったら、流量調節のモーターが錆び付いて動いていない、交換に1万円くらい掛かるというので交換をお願いすると、作業開始から約30分、無事復旧した。
伝票を書いてもらって確認すると、訪問料、作業費、部品代すべて込みで9030円。部品代だけで1万円くらいすると覚悟していたので、安くてビックリ! 外はとても暑いし、ほんとはお茶のペットボトルでも用意しておけばよかったのだが、急のことだったので冷やした麦茶を飲んでもらったのだった。
いやぁ、TOTOやるなあ。伝票には「今回は、大変ご不便をお掛けいたしました」と書いてあるし。確かにタイミングもよかったかもしれない。けれど、電話の応対といい、修理業者の対応といい、作業時間、修理代といい、TOTOの製品を選び長く使っててよかった、と思わせてあまりあるものだった。他社ならどんな対応だったろうか。