一昨年の9月に入院・手術した際の医療費について、健康保険組合から給付の知らせが届いたのがその年の12月半ば。金額を見てみると退院時に支払った金額から食費などを引いてもずいぶんと少なかった。そこで、健保組合に問い合わせしてみたら、手術の費用について健康保険組合の審査で減額になった項目があるという。思い切ってレセプト開示請求したところ、確かに減額されている項目があった。病院に聞いてみたら再審査を申請しているとのことで、当面給付金額も減額になったとのこと。
どうも納得できないので再度病院に聞いてみたのだが、差額については今までも病院として返還の事例はなく、今回も、再審査でも減額の結果となった場合には返還には応じられないという。健康保険の仕組みの問題なのか運用の問題なのかよくわからないが、どうにも釈然としなかった。
金額が変更になったら健保組合から通知が来るというので待っていたのだけれど梨のつぶて。で、もう一度レセプトの開示請求をしてみたのが4月の半ば。
5月に入ってすぐ健保組合から給付額の変更通知が来て、減額された給付額が支給されることになった。請求していたレセプトも通知が届くのとほぼ同時に届いた。レセプトを見たところ、当初減額された部分について当時の主治医が再審査の請求をしており、その請求理由が認められて減額分が復活したらしい。
当時の主治医が再審査の請求をしたのは去年の春頃のことなので、それからほぼ1年かかってようやく復活分の通知が来たわけだ。再度のレセプト開示請求とずいぶんいいタイミングの通知だったので、もし開示請求をしなかったら通知が来なかったのかもしれない、などと考えてしまった。
戻ってこないと思っていた出費が1年半ほど掛かってようやく戻ってきてうれしいのだけれど、どうにもやっぱり釈然とはしない。