アメリカは恐ろしい国?

「悪いヤツは問答無用で殺してしまえ」に賛成9割以上? どのような世論調査なのかはわからないが、これが本当にアメリカ国民全体を反映した信頼性の高い数字だとするならば、まさしく幼児的正義に取り憑かれ基本的人権を踏みにじる民主主義を放棄した恐ろしい国、と言わざるを得ないだろう。
テロを容認するわけでは決してない。が、しかし、常々指定されている通り、憎しみの連鎖をどこかで断たない限り、暴力による「正義」の主張はなくならないだろう。


93%がビンラディン容疑者殺害支持=大統領の評価いま一つ―米調査(Yahoo!ニュース - 時事通信 2011年5月4日(水))

【ワシントン時事】3日発表の米ギャラップ社とUSAトゥデー紙の合同世論調査結果によると、国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者殺害作戦を支持する人は93%を記録した。不支持は5%にすぎず、圧倒的に強い世論の賛同を得ていることを示した。
党派別では、共和党支持者の97%、民主党支持者の95%が支持し、ほぼ同水準だった。2001年の同時テロを受けたアフガニスタン攻撃への支持は90%、03年のイラク戦争への支持は70%台後半だった。
また、オバマ大統領、ブッシュ前大統領、米軍、中央情報局(CIA)の四つを挙げ、今回の作戦成功への功績を尋ねたところ、「非常に大きな功績があった」との回答は、米軍(89%)、CIA(62%)、オバマ氏(35%)、ブッシュ氏(22%)の順となり、現・前大統領2人への評価は相対的に低かった。
同容疑者の殺害と拘束のどちらがより良かったと思うかとの問いでは、「殺害派」60%、「捕獲派」33%だった。
調査は2日に全米の成人645人を対象に電話で行われた。