村上龍「歌うクジラ」読了

歌うクジラ 上

歌うクジラ 上

歌うクジラ 下

歌うクジラ 下

図書館から。
料理店や劇場での描写はあれだけ執拗だったのに、ラストは少し物足りなかったように思う。3人との邂逅やイスンとの再会の予感など、もっとのめり込んで読み終わりたかった。
人間がいかに愚かであるかということ、何ものにも左右されない自己というものを信じるということ。