今年前半に観た映画6本

アニメだのレースだの本だのに時間を取られ、いかにも少なかった。

1「まほろ駅前多田便利軒」(2011)
<監督>
大森立嗣
<出演>
瑛太松田龍平片岡礼子鈴木杏本上まなみ柄本佑、横山幸汰、梅沢昌代、大森南朋松尾スズキ麿赤兒高良健吾岸部一徳、田中遥奈、中村優子吉本菜穂子、三浦誠己
<原作>
三浦しをん
<主題歌>
くるり「キャメル」
<感想>
前半と後半に分けて観たせいか、かったるい前半に比べ、話が展開していく後半はそれほどかったるくはなかった。冗長なカットが多く整理ができればもっとシャキっとした映画になったとは思うが、おおむね好感を持って観終ることができたようだ。キーワードは「やり直せる」というところなのか。こういう映画はテレビドラマだと思ってみればいいのではないか、と感じた。で、ドラマ版も観るつもり。時々割り込んでくるギターのみの音楽と、エンディングのクレジットロールに流れるくるりの曲はよかった。(2013.1.6)


2「猫物語(黒)」(2012)
<総監督>
新房昭之
<監督>
板村智幸
<出演>
神谷浩史井口裕香喜多村英梨堀江由衣坂本真綾櫻井孝宏
<原作>
西尾維新
<感想>
2012年12月31日だけのスペシャル番組の録画をやっと観た。戦場ヶ原ひたぎと出会う前の羽川翼とのゴールデンウィークのエピソード。7月から新シリーズ開始の予定とか。楽しみ。(2013.1.12)


3「蛍火の杜へ」(2011)
<監督>
大森貴弘
<出演>
内山昂輝佐倉綾音辻親八、沢田泉、田谷隼山本兼平、町田政則、後藤ヒロキ、今井麻美、内田愛美、田代久美子
<原作>
緑川ゆき
<感想>
44分という長さにぴったりの淡い恋物語。(2013.1.12)


4「ストロベリーナイト」(2013)
<監督>
佐藤祐市
<出演>
竹内結子岡本あずさ西島秀俊小出恵介宇梶剛士丸山隆平田中要次半海一晃手塚理美(声)、中林大樹、井上康、津川雅彦渡辺いっけい遠藤憲一高嶋政宏生瀬勝久武田鉄矢大沢たかお金子ノブアキ伊吹吾郎花王おさむ金子賢鶴見辰吾石橋蓮司三浦友和今井雅之柴俊夫田中哲司染谷将太横山美雪、飯田基祐、岡本玲、大橋貴子
<原作>
誉田哲也インビジブルレイン
<感想>
テレビドラマの劇場版、しかもフジテレビものなのに、2時間を越える長さもダラダラせず最後まで面白く観た。公開から2週間経って大きなシアターがほぼ満員でビックリ。ストーリーにはあまり共感もできなかったし「姫川班」としての活躍はほとんどなくて姫川玲子個人の動きを追うことが多かったが、とにかく冗長なシーンもほとんどなく、エピソードが整理されていたのがよかったのではないだろうか。菊田もいいヤツなのに、可哀想だな。(2013.2.10)


5「GANTZ」(2011)
<監督>
佐藤信
<出演>
二宮和也松山ケンイチ吉高由里子本郷奏多夏菜伊藤歩田口トモロヲ山田孝之、千阪健介、白石隼也浅野和之、小松利昌、落合扶樹、小林一英、Merii、市川千恵子、春名柊夜、古澤裕介、土平ドンペイ、橋本まつり、長江英和、五十嵐翔、早川恭崇、柴田愛之助
<原作>
奥浩哉
<感想>
説明過剰でないオープニングから30分まではよかったが、後半のアクションシーンがダメ。田中星人の時は緊迫感もあってよかったのに、怒りんぼう星人の時の緊迫感のなさは何だ。だいたい武器を持ってるのに何で使わないのか、とか、敵が待っててくれるなんてありえない、とか。演出がダメなのもあるが、原作があるにも関わらずお話が整理できていない。だから2時間も掛けてダラダラやった上に、同じような時間の「回答編」まで作るハメになるのだ。と、そもそもそれが目的で二つに分けて儲けようという作戦か。(2013.5.3)


6「GANTZ PERFECT ANSWER」(2011)
<監督>
佐藤信
<出演>
二宮和也松山ケンイチ吉高由里子本郷奏多夏菜戸田菜穂伊藤歩田口トモロヲ山田孝之、千阪健介、古澤裕介、土平ドンペイ、若葉竜也、玄覺悠子、緑友利恵、越村友一、阪田マサノブ綾野剛、奥瀬繁、水沢奈子、平野靖幸、大石将史、神威杏次、橋本まつり、本田望結、吉村卓也、藤井貴
<原作>
奥浩哉
<感想>
アクションシーンは前作に比べると格段によくなったが、ストーリーにいろいろと矛盾を感じるなど整理されていないのは同様。せっかくそれなりに引っ張られて最後まで観たのに、ラストシーンは実にいただけない。なぜ玄野の存在を目で確認させないとならなかったか。そんなに観客を低く見ているか、それとも自信がなかったか。「みなさんおしあわせに」のメッセージはまだよいとして、そのまま球体をガツンと閉じて終わりにするだけで、余韻と想像の余地を残したよいエンディングになったのに。(2013.5.4)