グレッグ・イーガン「ひとりっこ」読了

ひとりっ子 (ハヤカワ文庫SF)

ひとりっ子 (ハヤカワ文庫SF)

図書館から。
以前借りた「祈りの海」もそうだったけど、アイデンティティとか自己とは何かとか、そんなことを問いかけられる短編集。
数学とか量子力学とかがよくわからなくても、お話しとして面白く読める。
フラクタルのせめぎ合いみたいなイメージを受けた「ルミナス」とか、スランとか夏への扉みたいなイメージで読んだ「ひとりっこ」は好きだ。
ヘレンはやはり「オラクル」に繋がるのか、とか、勝手に妄想。
この本は、ちょっと前に岡ノ谷一夫氏の「<つながり>の進化生物学」というのを借りて、その中で紹介されていたので読んでみたのだった。
「つながり」の進化生物学

「つながり」の進化生物学

こちらも図書館から。
高校生への短期講座をまとめたもので、生徒とのやりとりも織り交ぜながら、コミュニケーションについて考えるという内容。
どちらも読んで面白かったので、娘にも勧めたらするすると読み終わり「面白かった」と言う。
あぁ、この年まで育ったんだなぁとの感慨も深まろうというもの。
もう一つ、絲山秋子の「海の仙人」も紹介されていたので、こちらも読んでみるつもり。
合間に西尾維新を。
化物語(上) (講談社BOX)

化物語(上) (講談社BOX)

化物語(下) (講談社BOX)

化物語(下) (講談社BOX)

傷物語 (講談社BOX)

傷物語 (講談社BOX)

偽物語(上) (講談社BOX)

偽物語(上) (講談社BOX)

偽物語(下) (講談社BOX)

偽物語(下) (講談社BOX)

猫物語 (黒) (講談社BOX)

猫物語 (黒) (講談社BOX)

取り敢えず「ファーストシーズン」を、図書館から。
アニメは観て、本は読まないつもりだったけど、妻も娘も読んでるし、もうすぐセカンドシーズンのアニメが始まるとのことで、まとめて読んでしまった。
字数は多いが読みやすく、あっという間に読了。
お話しは荒唐無稽かもしれないが構成にそんなことはなく、破綻もしないので楽しんで読める、人間愛の物語。
最初の後書きには「100パーセント趣味で書かれた小説です」とあったが、120パーセントになり200パーセントになり猫パーセントになり…
コレ、ネタだったのか。そうか。
「セカンドシーズン」突入中。