イスラエル15万人集会

イスラエル:和平推進派が15万人集会 ガザ撤退求める(MSN-Mainichi INTERACTIVE)

イスラエル中部の商業都市テルアビブで15日夜、イスラエルガザ地区撤退を求める対パレスチナ和平推進派の大規模な集会が開催され、イスラエル紙ハーレツなどによると15万人以上の市民が参加した。

ガザ地区では11日以降、イスラエル軍パレスチナ過激派が激しく対立、軍兵士計13人が死亡する異例の事態となっており、イスラエル市民は撤退支持に大きく傾きそうだ。

パレスチナ自治区ガザ市では16日未明、イスラエル軍イスラム原理主義組織ハマスの新聞社など2カ所をヘリコプターでミサイル攻撃し、地元病院当局によると、4人が負傷した。

大規模集会は、パレスチナとの和平交渉を推進したラビン元首相が1995年に暗殺された広場で行われた。労働党のペレス党首(元首相)は「イスラエル市民の80%が和平を求めている。戦火の中でも和平に向けた交渉をしなければならない」と演説した。

パレスチナ強硬派の右派リクードの党首でもあるシャロン首相は交渉によらないガザ地区撤退など一方的な政策を表明したが、リクード党員投票では大半が政策に反対。政策見直しを迫られている首相にとっても集会は追い風になるとみられる。