ブル−ギルだけでなくブラックバスも

ブルーギル嫌わず食べて ニコル氏ら琵琶湖岸で料理」(高知新聞/共同通信

琵琶湖で再放流が禁止されている外来魚ブルーギルをおいしく食べようと、京都の料理人が中心となって結成した「もったいない倶楽部」主催の食事会が12日、滋賀県マキノ町の琵琶湖岸で開かれ、甘露煮やフライなど10数種類のブルーギル料理が作られた。

同倶楽部は利用されずに捨てられる食資源のおいしさを見直そうと、長野県信濃町に住む作家C・W・ニコルさんとその知人の料理人約30人で4年前に発足。アイガモ農法に使われた新潟県のアイガモや京都府の野生のシカなど、食べずに処分される食材を料理し、つめの先まで残さず食べてきたという。

今年は琵琶湖で繁殖して漁師に嫌われ、税金を使って処分しているブルーギルに焦点を当てた。

ニコルさんは「日本にはもったいないものがたくさんある。動物に悪者はいないし、資源の可能性を見直すきっかけになれば」と話している。