できないことを言うなよ

石原都知事 焼き肉は断念「特別賞」を検討(スポニチアネックス)

五輪での日本選手の活躍を受け、東京都の石原慎太郎知事(71)が27日、定例会見で、都民メダリストを表彰する方針を明らかにした。開幕前、競泳の北島康介選手(21)が金獲得の場合「自腹で焼き肉2年分をプレゼントする」と約束。しかしその後、ポケットマネーの使用は公選法違反(有権者への寄付)になると判明。2冠達成の北島選手に対しては表彰のほかに「特別賞」を贈ることを検討するという。
石原知事は定例会見の冒頭で「金メダルをとった北島選手に焼き肉をごちそうする件は?」との質問を受けた。
笑いながら「あの人の実家が精肉店なのを知らなかった。鮮魚店だったらねえ」とジョーク。その上で「私のポケットマネーからは慎みますが、彼に限らず東京在住のメダリストがたくさん出たのはうれしいことで、希望と夢、活力を与えてくれた素晴らしい都民として、何らかの形で表彰することを考えている」と明らかにした。
北島選手に対しては「前回(世界水泳)に続いて2つの金メダルを取ったので、プラスアルファを考えなければいけない」と特別賞を検討することを表明。「いろいろな方法はあるし、約束は果たす」と誓った上で「一緒に焼き肉を食べて、そこで2年分食べてもらうのが一番簡単なんだけどね」と笑顔を見せた。
現時点で表彰対象者や賞の内容など具体的なことは「すべて検討中」(都庁報道課)だが、五輪閉幕を待ち調整に入る予定。
都民メダリストには北島選手をはじめ、柔道男子の内柴正人(66キロ級)鈴木桂治(100キロ超級)女子の谷本歩実(63キロ級)上野雅恵(70キロ級)阿武教子(78キロ級)体操男子団体の塚原直也ら各選手がいる。
石原知事が五輪選手を表彰するのは初めてのこととなる。

金なら焼き肉2年分 - 知事、北島選手にエール(東京新聞

石原慎太郎知事は十三日の定例会見で、アテネ五輪の水泳に出場する荒川区出身の北島康介選手について「(世界選手権に)続いて優勝したら、焼き肉二年分を請け合う」とジョークでエールを送った。
北島選手は昨年七月、スペイン・バルセロナで開かれた世界選手権平泳ぎの百メートルと二百メートルを世界記録で制覇。帰国時の会見で「タン塩を食べたい」と話すほどの焼き肉好き。知事も同八月、世界選手権の報告に訪れた北島選手と歓談した際、焼き肉プレゼントを“約束”していた。
知事は「ポケットマネーからプレゼントしなくちゃいけないと思うんだけどね」と語り、都庁内では「二年分だといくらぐらいになるのか」「上ロースが入ると高くつく」などと話題に。しかし、実際には公選法やアマチュア規定などのハードルがあり、実現は難しそう。会見で知事は「ま、どれぐらいの額になるか分からないが、やっぱり連覇してもらいたいね」と締めくくった。

【競泳】北島、石原都知事と“オイシイ”約束(SANSPO.COM

アテネへ最強応援団長だ。水泳のバルセロナ世界選手権の平泳ぎで世界新2冠に輝いた北島康介(20)=東京SC=が5日、東京都庁石原慎太郎都知事(70)を表敬訪問した。北島の金メダル報告を受けた知事は、来年のアテネ五輪に自ら出向いて応援し、さらに五輪で金メダルを獲ったら焼き肉を3年分ごちそうすることを公約。慎太郎流の仰天支援策だ。〔写真:平泳ぎって、こう?石原都知事(右)の手まねに、北島は、そうです、こうやるんです=撮影・鈴木健児

北島のアテネ五輪金獲りロードが、さらに明るく照らされる。石原都知事を団長とする“都営大江戸応援団”のアテネ出陣。既に自宅のある荒川区の藤澤志光区長もアテネ行きを表明しているが、またひとり心強い味方の登場だ。
この日、都知事は都庁7階の会議室で北島の訪問を受けた。午後5時10分からの予定を約10分ほど遅れて席につくと、北島の活躍を紹介しようとする都職員を「分かってるよ」と制し、早速話し始めた。
マリンスポーツが得意な知事は「腰には、平泳ぎはよくないんだって?そんなこと言ってられないか」など、水泳への造詣の深さも披露。そして、北島が「来年はアテネ五輪がありますので、ぜひ観にいらしてください」と誘うと、「君がそう言うなら、すぐに休みとっちゃうよ」と、忙しい公務の間を縫って、アテネに応援に駆けつけることを“公約”した。
また、世界選手権から帰国した際、北島が「焼き肉を食べたい」と話したのを覚えていたのか、大きなごほうびも約束した。「五輪で優勝したら、東京都のおごりで、焼肉3年分ぐらい出すよ」。1回5000円分を週2回ペースで食べたとして、北京五輪前年の2007年まで約150万円にも及ぶ焼き肉食べ放題。実家が精肉店で肉には詳しい北島は、すぐに量と価格を計算したのか、知事との懇談後は「そんなに食べられないでしょ」。スケールの大きいごほうびに驚きの言葉を口にしていた。
最後は知事は北島とがっちり握手し、アテネでの活躍を促した。知事の応援と焼き肉が待っているアテネ五輪。北島の金メダルへのモチベーションは、さらに高まること間違いなしだ。


★北島の今後
北島は9月の静岡国体(13〜16日)に向けて、8月20日ごろから練習を再開する予定。ただ、平井伯昌コーチは「今季は世界選手権で終わりという感じ」と話しており、来季を目指した本格的な練習再開は10月ごろになりそうだ。また、日本学生選手権(5〜7日、東京)について同コーチは欠場を示唆した。


★北島支援、続々と申し出
藤澤・荒川区長も、応援団を率いてアテネ五輪に出向くことを明言。また、区民体育大会で「北島康介杯」を作るプランもある。また、日本水泳連盟では現在の協賛企業のほかに、支援を申し出る企業が急増している。


★3年分の焼き肉って?
焼き肉3年分といえば、さていくら?ピンからキリまでありそうだが、標準的な例として前阪神投手コーチの湯舟敏郎氏(36)がオーナーの「牛若丸・甲子園店」に聞いてみた。
「よく食べるスポーツ選手のかたで、だいたい4人前(400グラム)。全部上カルビとして、サラダ、スープ、ごはんに生ビール2杯お付けして5000円程度ですね」
週に2回通うとして、3年分で約150万円。肉の量にして125キロということになる。


都知事は甲子園も応援
高校野球の甲子園大会(7日開幕)の東東京代表・都雪谷と西東京代表・日大三の選手たちの訪問を1日に受けた石原都知事。「準決勝まで勝ち進んだら応援に行く」と甲子園出陣を約束した。