室伏、繰り上げで「金」 アヌシュ、薬物違反で失格(共同通信 - gooニュース)

室伏、繰り上げで「金」 アヌシュ、薬物違反で失格(共同通信 - gooニュース)

国際オリンピック委員会(IOC)は29日、アテネ五輪陸上男子ハンマー投げで優勝したアドリアンアヌシュハンガリー)をドーピング(薬物使用)違反で失格とし、金メダルをはく奪した。2位の室伏広治(29)=ミズノ=が繰り上がり、金メダル獲得が決まった。
上位選手のメダルはく奪により、日本選手が金メダルを獲得するのは初めて。日本の陸上がマラソン以外で金メダルを獲得したのは、1936年ベルリン大会男子三段跳び田島直人以来68年ぶり。
アヌシュは22日の競技で83メートル19を投げ、室伏の82メートル91を上回り、競技後の検査では陰性だった。だが、同僚の男子円盤投げ優勝者が検査拒否で失格したことなどから尿検体すり替えの疑惑が浮上。アヌシュは潔白を主張しながらも、IOCの求めた再検査を拒否。これが違反に問われた。