年金未納者に「運転免許や旅券の資格制限」の意見続出(YOMIURI ON-LINE)

年金未納者に「運転免許や旅券の資格制限」の意見続出(YOMIURI ON-LINE)

細田官房長官の私的懇談会「社会保険庁の在り方に関する有識者会議」が17日、首相官邸で開かれ、国民年金未加入・保険料未納者に対し、「運転免許やパスポートなどの資格を制限するようなことも検討すべきだ」との意見が相次いだ。
次回会合で具体的な方法について話し合うことになった。
国民年金保険料の納付率改善のための対策として提案されたアイデアだが、税金滞納者にさえ、こうした資格制限はないうえに、「無免許運転を助長する」「日本人の国際化を阻む」などの異論が出ることが予想される。この日の会合でも、一部委員から「他省庁との関係もあるため、慎重に検討すべきだ」との意見が出た。
2003年度の国民年金保険料の未納率は36・6%。厚生労働省は2007年度に未納率を20%以下に抑える目標を掲げているが、達成は困難視されている。